今から60年前の8時15分、わが故郷広島に原爆が投下されました。
たった1発の原子爆弾でその年に14万人もの人が命を落としましたといわれています。
その後も原爆症で多くの人々が命を落としました。
幼い頃、原爆資料館でみた蝋人形が恐ろしくて、何度も夢に出てきました。
今の資料館は今から14年位前に新しくなっており、今の蝋人形は当時のものとは比べ物にならないくらい見れます。
ほんとに当時はタイムスリップしたかのような恐ろしさがありましたから‥。
館内には原爆の悲惨さを伝える多くの写真や展示物があり、直視できないので、走って逃げようとした時、祖母がぎゅっと手を握ってちゃんと見とくんよとひっぱられて歩いた記憶があります。
私が中学生の時に他界した祖母は被爆者でした。
小さい頃聞いた話だと、祖母はその時間風呂場で洗濯していたそうです。
8時15分。
詳しく覚えていませんが、おそらくものすごい閃光の後、確かものすごい爆風がきて柱が落ちてきて腰を強打したらしいのです。
なんとかして外に出ると、人の形をした何かがあるいていたそうです。
それは全身大やけどで手を前に突き出して、指先から皮がぶら下がったものすごい気味の悪い恐ろしいかわいそうな人だったそうです。
そこまで話して祖母は目に涙をいっぱい浮かべてハンカチで涙を拭きながらものすごく苦痛にゆがんだ顔をしました。
当時小学生だった私は、なんだか聞いてはいけないことを聞いてしまったようで、ドキドキしてどうしようもなくただ祖母のそばに座り込んでいました。
そして、祖母は泣きながら語り始めました。
”熱い~熱い~水をくれ~。”
その人が水を求めるので、湯飲みに水を汲んできて渡すと、美味しそうに飲んで、死んでいったそうです。
当時爆心地から2km以内の市内中心部に住んでいた祖母は、近くの川にたくさんの人が水を求めて飛び込んでいったのを目にしたそうです。
そして、その川には、数え切れないほどの死体がぷかぷか浮いていたそうです。
想像を絶する地獄のような恐ろしい光景だったといいます。
そこまで話したところで、記憶が曖昧なのですが、祖母が話をしたくないと言ったのか、母が祖母の辛い体験を思い出させるようなことをしないでくれと言ったのか、とにかくそれ以上のことを聞ける状態ではありませんでした。
原爆は恐ろしいもので、二度と繰り返してはいけないんだと子供ながらに思いました。
当時平和学習で被爆者の声を聞こうというのがあったのですが、その内容を発表したのを覚えています。
原爆について恐ろしいものだということはわかっていても、私は身内のことについてあまりに知らなさ過ぎました。
祖母がその後どんなに大変な日々を送ってきたのか、祖母の家族がどうなったのか、悲しいことに全く知りません。
聞きたい気もしましたが、祖母に辛い体験を思い出させると思うと何も聞けませんでした。
祖母が原爆を乗り越えて生き抜いてくれたお陰で私の命があるのに、当時の私はそのことについてあまりに当たり前のように生きていました。
終戦から5年後、母が生まれました。
母は祖母から原爆について色々話を聞いているはずです。
祖母亡き今、母からしかこの話は聞けないと思います。
冬に実家に帰ったときにゆっくり話を聞きたいなと思いました。
今日の8時15分に黙祷をささげました。
広島を離れて知ったのですが、8月6日の8時15分にサイレンが鳴らないんですね。
そしてNHKでしか平和記念式典の中継を放送していない‥。
いまや広島でも4人に1人は昭和20年8月6日8時15分に原爆が投下されたのを答えられないと言います。
いはんや日本中の人をや。
今では全国の4割弱の人しか正確にこの日を答えられないと言います。
被爆者の平均年齢も73歳を越えました。
原爆の悲惨さをこれからの世代に伝えていくためにも、私も広島に生まれた者としての使命を果たしていかなければと思いました。
今日は平和について考えながら半日を過ごしました。
蒸し暑く、けだるい一日でした。
せっかくのいい天気なので洗濯して、散歩でへたばったホクとカキ氷を食べて、暑すぎて出歩けないので昼寝して、夕方涼しくなってからホクとふたりで上士幌のバールーンフェスに行ってきました。
途中、本別の利別川河川敷でお散歩です。
お散歩してる人がほとんどいなくて、とっても広いいいところです☆
946を出たときよりもこちらのほうが暑く、ホクハァハァでした^^;
見晴らしのいい木陰でちょっと休憩。
ついでにお水もごくごくごく‥。
そして、着きました!上士幌バルーンフェス☆
気球を膨らませる準備で、ガスバーナーをつけていましたが、暗闇にボーーという轟音が響き渡ります。
ホク、かなりビビリはいってます(爆)
(たしか)23基の熱気球がバルーングローといって暗闇にちょうちんの行灯のように照らし出されるのです。
我が故郷広島からは広大が2基参加しており、母校C大も参加しておりました☆
夜の熱気球って初めて見たけど、とっても幻想的でキレイでした。
ホクがおっかながって近寄ろうとしないのでもうちょっと近くで見たかったですが、まぁそれでも十分にキレイでした。
ちょっと離れたところで見ていたので、最後のほうはホクも少し慣れてきたみたい^^
キレイだね、ホク☆
ちゃんと見てるんだね!
天候(特に風)に左右されるので、必ずしも毎年見れるわけではないみたいです。
今年は貴重なものが見れてよかったです。
ちなみにチュンチ(同居人)は友達の送別会に帯広に行きました。
来年はどこに行こうかね?